XIII

やる気が無いときはゲームをするに限る。そして今日XIIIをクリアするほどやる気がなくなった。

XIII(サーティーン)はいわゆるFPSだが、明らかに他のFPSと違う特徴がある。それは、全編通して「トゥーンシェーディング(トゥーンレンダリング)」を用いていることだ。
トゥーンシェーディングなホテル(pya!)
そのためかどうなのか、景色が明るめなので目に優しい。
他にも、効果音をちゃんと「文字」で表現していたり、重要シーンをコマ割風に挿入していたり、イベントシーンも枠が現れて漫画風になっていたりする。ストーリーは割合重めなのだが、コミカルな演出とシリアスなシーンが融合して、すんなり入っていけると思う。
システム面であと一言、ムービーはシーンごとの挿入として要所要所にしか使われず、イベントシーンの枠が現れるときもゲームの延長線上にあってじゃまではない。ゲームでは、ゲームシステムを離れたイベントシーンなどシステムを大きく変えるような事柄が挟まると、飽きを感じるらしい。演出をゲームシステムの中にちゃんと組み込んでいるということなのだが、これがちゃんと出来ていることに好感が持てた。

ゲームとしての特色が現れているのは、ステルス任務が極めて多いこと。銃をがんがんばりばり撃ちまくるようなFPSも気持ちがいいが、ひたすら慎重に、失敗したら覚えてやり直して、これを繰り返すゲームも達成感があっておもしろい。慣れないと後半がクリアできないということでもあるが、、、。

演出がとても巧く繋がっているため、プレイがうまくいかなくとも、良質な映画を見ているような気分になれる。(ただ、うまくいかなければいらいらする)そして最終シーンは必見。